新潟の中小企業に多い経営課題、2026年の傾向
新潟で7年間、製造業・小売業・サービス業の中小企業と関わってきた中で、2026年に入ってから相談の内容に変化が出てきています。人手不足と原材料費の変動は引き続き共通のテーマですが、それに加えて「後継者と事業の方向性」の相談が増えています。
人手不足は「採用」より「仕事の設計」の問題になっている
採用が難しい状況が続く中で、「採用を増やす」より「今いる人で回る仕組みを作る」方向に切り替えている会社が増えています。具体的には、業務の標準化と権限の整理を同時に進めることで、特定の人に依存しない体制を作る取り組みです。
この方向の相談は、組織設計のプロジェクト(300,000円〜)として受けることが多いです。採用コストより、仕組みへの投資の方が長期的に効果が出やすいという判断をしている経営者が増えています。
後継者問題と事業の方向性は、セットで考える必要がある
後継者が決まっていない会社で、「誰に継がせるか」より先に「何を継がせるか」を整理する相談が増えています。事業の中で何が強みで、何が時代に合わなくなっているかを整理してから、後継者の話をする順番です。
この整理は、中期計画の策定(月額150,000円〜)の中で一緒に進めることが多いです。後継者問題は経営の問題であり、事業の問題でもあります。
原材料費の変動への対応
原材料費の変動が続く中で、価格転嫁の判断と、コスト構造の見直しを同時に進める必要がある会社が増えています。価格転嫁は「いつ、どの程度、どう伝えるか」の判断が難しく、スポット相談(25,000円)でこのテーマだけを集中して整理するケースもあります。
新潟の中小企業が直面している課題は、全国共通のものと地域固有のものが混在しています。その両方を踏まえた上で、具体的な手を考えることが大切です。